ベビーローライで撮ったネガをスキャナで取り込んでみた
先日アマゾンで見つけた、127フィルム(ベスト判)のネガを取り込めるスキャナ。ベビーローライにはこれが必要だ!と思ってすぐに入手し、使い心地を試してみた。
手に入れたのは、Wolverine というメーカーのF2DTITANフィルムスキャナー。開封してまず感じたのは、「小さくて軽い!」ということ。商品説明でW115xD99xH169mm, 約390gとあったように、ベビーローライとあまり変わらないぐらいの大きさと重さ。普段、35mmやブローニーのフィルムをデータ化するときに使っているスキャナは、数キロある。それと比べたら感動的な軽さだ。
後ろはこんな感じ。
前面のボタン。とにかく、シンプル。
このスキャナは、127, 35mmのほか、110やAPSスライドにも対応している。フィルムに応じて載せるプラスチック板が変わる。
127フィルムを入れたところ。
こうして本体にセッティング。読み込むのは一枚ずつなので、続けてスキャンするときは手で少しずつフイルムの位置をずらしていく。
フィルムをセットしたら、電源を入れてスクリーンでモードを選ぶ。
モードの設定が終わると、画面に読み込む写真が表示される。ネガフィルムの場合、ここでどんな写真が撮れていたのかがわかる。
本体の矢印ボタンを押すと、左右反転が一瞬でできる。127フィルムはどの向きが正しいセットの方向なのか、ネガを見ただけだとわかりづらいので(自分が見分け方を知らないだけの可能性も)、このボタンひとつで反転というのはありがたい。
読み込みの仕組みはわからない。でも、かなり早い。保存するのに一枚あたり数秒。SDカードを使えば大量に保存できるけど、本体にも30枚分ぐらいの記憶容量がある。ベビーローライのフィルム2本分ぐらいはそれで賄えるというのもうれしいところ。
こちらがスペック表。読み込んだ写真は、モノクロでざっと一枚3メガ〜4メガぐらいの容量だった。
このスキャナで読み込んだ写真の例。
下は、先日のエントリで載せた同じ写真。ネガを写真として取り込めるNEGAVIEWというアプリをスマホに入れて、ネガを撮影したもの。
NEGAVIEW版の方は陰影がくっきりして見えるけど、スマホでネガを撮影したのちに調整をかけているはず。上のスキャン写真は読み込んだまま調整していないので、その違いもありそう。スキャンした方が、精細度は高い。
長くなったのでまずはここでひと区切り。単体のスキャナでありながら予想以上の小ささと軽さを備えていることと、一枚ずつしかスキャンできないとはいえ準備が簡単で読み込みが早いということで、かなり使いやすいなというのが第一印象だった。