ベビーローライのワイドコンバージョンレンズをローライフレックス オートマットに使ってみる(2)
戦後ベビーローライに付けられるワイドコンバージョンレンズ。同じ「バヨネット1」というレンズ周りの形状を持つローライフレックスオートマットにも装着できることがわかったので、まずはこのカメラで試してみることにした。
ベビーローライのワイドコンバージョンレンズをローライフレックス オートマットに使ってみる (1) - のたり、ゆくら
こちらがテッサー75mmで普通に撮ったもの。ネガを家庭用のスキャナで読み込んで、修正はしていない。
こっちはワイドコンバージョンレンズをつけたもの。同じく、ネガをスキャンして修正はしていない。
コンバージョンレンズを付けると、随分青みがかった色合いになった。どれほど広角効果があるのか、説明書のようなものがないので正確なところはわからない。ローライ・ムターの広角版が0.7倍だということを考えると、多分こちらもそんなに違ってはいないはず。だいたい0.7-0.8倍だろうか。
では、この写真をモノクロにするとどうか。加工ソフトで両方モノクロにしてみた。順番は先ほどと同じで、モノクロにする以外の修正はしていない。
コンバージョンレンズ無しの方が、濃淡がくっきり出ている。
今度は別のところを写したもの。
やはり、色合いが結構違う。
青みが強くなるという特徴は、「まあそんなもんか」と知っておけば、ぼくはさほど気にならない。むしろ、どうしようもない写真にならずにちゃんと写せていたのがうれしい。このコンパクトなコンバージョンレンズでローライフレックスを広角にできるというのは、相当すごいことだと思う。