のたり、ゆくら

そぞろ歩きとビンテージカメラ。ローライやバルナックライカなど、昔のフィルムカメラでゆるく撮った写真の記録です。

盆栽[エンサイン セルフィックス16/20]

数百年という歳月を鉢の中で過ごしてきた、盆栽。絵画とか昔の遺跡からの出土品とかを見るのとは全然違う印象を受けたのは、やはりこれが「今も生きている」からだろうか。

f:id:tamigoo:20210628094330j:image

f:id:tamigoo:20210628094334j:image

f:id:tamigoo:20210628094354j:image

撮影は、かつてイギリスにあったエンサインという会社のフォールディングカメラ Selfix16-20。製造は多分、1950年代。120フイルムで6cm x 4.5cm の写真が16枚撮れる。

f:id:tamigoo:20210628193421j:image

このカメラには、レンズの種類が幾つかある。ぼくは評判のいい「ロス・エクスプレス」を使ってみたくて、手頃なものはないかとしばらく探して入手した。75mm, F3.5のレンズが付いている。

ピント合わせが目測なので、ローライ35と同じように、撮影はある程度アバウトなものになる。でも、上がってきたネガをスキャンしてみたら、その場で自分が感じた雰囲気をちゃんと写し取ってくれている気がした。