のたり、ゆくら

そぞろ歩きとビンテージカメラ。ローライやバルナックライカなど、昔のフィルムカメラでゆるく撮った写真の記録です。

デジカメを手放しアナログの世界へ

フィルムカメラをもう一度しっかり使っていこうと決めてから、まずカメラ機材を整理した。もともと、それほど多くを持っていた訳ではない。でも、デジカメはスマホ付属のものや防水機能が付いたアウトドア仕様のコンパクトなものにとどめ、普段楽しみで撮る分は基本フィルムに任せることにした。

 

幾らかを手放して得た収入をフィルムと現像代にあてることができれば、しばらくの費用は確保できる。のだけど、なかなかそうもいかないのが厄介なところ。今度はフィルムカメラに色々と興味が出てきた。元々使っていたのは、ローライ35Sとローライフレックス2.8C。それだけあれば十分だと言われると返しようがないのだけど、「本当に気に入ったザ・ワンな一台が他にもあるかもしれない」なんて気持ちが湧いてきてしまった。

 

もともと寂しい懐を持つ身でそんなことを考えるとかなりマズいのはわかってる。それで、「基本は5万以内」という基準を立てて、どうしても気になる機種から、状態が良くて長く使えそうなものに限る、という条件で見ていくことにした。

 

そして入手したのが、ベビーローライ。戦後に作られたモデルで、色合いから「グレイベビー」とも呼ばれている。正式名称は、ローライフレックス4x4。

 

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実はこのベビーローライ、10年以上前にローライ35Sやローライフレックスを手に入れる頃からすごく気になっているカメラだった。当時はフィルムの入手困難さから断念していたのだけど、時を経てもう一度よくよく考え、やっぱり使ってみたいと思ったので手に入れることにした。本当に小さくて可愛らしい。詳しい紹介は、また次回に。